地熱をいかした学びの場「八幡平市」
学びの資料館

火山や地熱と共生してきた八幡平市は、地熱資源を軸に火山防災、資源学習、再生可能エネルギー、循環型経済など小学から高等教育機関、大人の学びのエリアとしておすすめです。八幡平市ならではの「学び旅」のご参考にお使いください。

*こちらの資料は2024年(令和6年)10月現在のものです。施設によって一般見学・体験の受け入れの基準が異なりますのでHP等で確認をお願いします。

〇松尾鉱山資料館

旧松尾村地域の考古、民俗及び松尾鉱山などの各分野の資料を保存・展示する「松尾歴史民俗資料館」として、1981(昭和56)年に建設されました。2014(平成26)年4月からは「雲上の楽園」と言われ東洋一の硫黄鉱山であった松尾鉱山に関する資料の保存・展示をし、その存在や意義を後世に伝えることを目的とした施設です。

〇旧松尾鉱山新中和処理施設

松尾鉱山の操業が本格化した1933(昭和8)年頃より、松尾鉱山から流出する強酸性水により、北上川は茶色く濁るなどの問題が顕在化し、対策が不十分であったため北上川は茶色く濁り、大きな社会問題になりました。その問題を解決させるために1982(昭和57)年4月に中和処理施設を本格稼働させ、昼夜・季節を問わず、毎分約17tの中和処理を行い、殿物を分離・堆積し、上澄水を赤川に放流しています。

〇松川地熱発電所

1966(昭和41)年10月8日に運転開始した、日本初の商用地熱発電所であり、国内唯一の「蒸気卓越型」と呼ばれる発電所です。運転開始をしてから50周年の節目となる2016(平成28)年には機械遺産として認定されました。
また、PR施設の松川地熱館では、地熱発電の仕組みをビデオやパネルで解説しており、実際に使用された蒸気タービン等を展示しています。

〇松尾八幡平地熱発電所

2019年(平成31)年1月に運転開始した発電所です。出力7,000kW以上の発電所としては、国内で22年ぶりとなる発電所です。
発電した電力は、東北電力へ売電し、アーバンエナジー(株)が特定卸供給先となって、電力の一部を地元八幡平市の民間施設や公共施設へ売電して電力の地産地消を実現しています。

〇安比地熱発電所

2024年(令和6)年3月に運転開始した発電所です。出力10,000kW以上の発電所としては、岩手県内で28年ぶりとなる発電所です。
現地見学を受け入れており、発電所内部を実際に見ることで、地熱発電のしくみを学習することができます。

〇株式会社八幡平温泉開発

1970(昭和45年)に旧松尾村の第三セクターとして、八幡平温泉開発(株)を設立しています。松川地熱発電所の発電で使用された蒸気を活用して造成された温泉を利用して、八幡平温泉郷のホテル、ペンション、別荘、農業用ハウスなどに温泉の供給を行っています。

〇八幡平地熱蒸気染色

八幡平地熱蒸気染色は、松川地熱発電所の蒸気を活用した染色です。ジオカラーと呼ばれる美しいグラデーションが織りなす染め物は、八幡平が世界に誇る芸術です。
染色体験も行っており、八幡平ならではの体験コンテンツです。そして、その日の天気や気温、布の絞り方などによって全く同じものができないため、自分だけの作品を作ることができます。

〇八幡平スマートファーム

松川地熱発電所から供給される熱水を冬場の暖房に活用する熱水ハウスを使用し、IoTシステムと水耕栽培を活用したシステムによりバジルを中心とした生産が行われています。
見学及び収穫体験の受け入れをしており、IoTシステムを活用するスマート農業を体験することができます。

〇MAYAサステナファーム八幡平

上寄木地区で耕作放棄されたハウスを再生して、農福連携プロジェクトに取り組んでいます。また冬季は松川地熱発電所から生まれた熱水を活用することで、東北の地でバジルの周年栽培を実現しています。
また、「仕事としての農業について考えてみる!」というワークショップなども行っています。

〇ジオファーム八幡平

引退した競走馬等が、その後も多様な環境で活躍できるような仕組みづくりを模索して、古来より有用な肥料であるとされる「馬厩肥・馬ふん堆肥」生産や、歴史的にも馬とのつながりが深い、マッシュルームの生産を行っています。
見学の受け入れもしており、引退した競走馬のセカンドキャリアや馬が生み出す循環型農業を学ぶことができます。

〇暁ブルワリー八幡平ファクトリー

日本名水百選に選ばれている金沢清水の水とオーガニック原料を使用し、「ドラゴンアイ」というオーガニックビールを醸造しています。また、ビール醸造で使用している99%の電力は、八幡平の地熱発電所で発電されたCO2ゼロの電気を使用しています。
ビール醸造所から排出されるモルトかすを近隣の動物の飼料や農作物の肥料へ再利用するなど循環型ブルワリーを目指しています。